老いてなを盛んなオンナ達
ひょんなことから、
ニューヨーク帰りのご婦人(70才代)とお近づきになった。
アタシが彼女のことを紹介する時、
「コチラ、ニューヨーク帰りなの。」
と、言うと、
決って何人かは、
「え?入浴帰り???」
と、聞き返すのだが、
それぐらい、
アタシとニューヨークは無縁のモノらしい。
知りあってから彼女の経歴をイロイロ聞かされたのだが、
それがとにかくスゴイ。
岡山出身の彼女は高校卒業後、
宝塚音楽学院に入学。(同期には浜木綿子がいるらしい)
宝塚を卒業後は東京でクラブのママになる。
その後岡山に帰り地元の名士が集うクラブを経営。
クラブの常連だった某和菓子メーカーの社長が、
ニューヨークに支店を出すと云うので、
ニューヨーク行きを志願。(たぶんこの時は60代ぐらい)
某和菓子屋のニューヨーク支店を止め、
マンハッタンに日本食の店をオープン。
ニューヨークテロの影響で、
お店が立ち行かなくなり2年ほど前に日本に帰国。
~現在に至る。
・・・と、まあ、
お気楽ぐうたら主婦のアタシには、
まるで縁のない人生を歩んできた彼女と、
ひょんなことからお近づきになったのである。
彼女は70代にはとても見えないくらい若々しく、
今でも二つの仕事を掛け持ちする「やり手ババァ」である。
趣味でシャンソンを歌う彼女は、
毎日のボイストレーニングを怠らず、
日々精進している。
そんな彼女をアタシは秘かに、
「岡山の森光子」と呼んでおり(彼女も独身である)
サスガにジャニーズ系の若いオトコをはべらせてはいないが、
いつだったか、
「ニューヨークの知りあいなの。」
と、紹介されたオトコは、
ゲイの美容師だったのでビックラこいた。
さて先日、
彼女の家に遊びに行ったところ、
アタシの「iPod」を見た彼女は、
「ソレはナニをするモノなの???」
と、興味津々に聞いてきた。
そこで、
アタシは、
「コレはちっちゃいけど、この中に2000曲ぐらい入るんです。」
と、いたって簡単に説明したのだが、
そんな簡単な説明にもかかわらず、
彼女はますます興味を示し、
「どんな音がするの?」
と、曲を聞きたがったので、
ちょうどその時聞いていた
「徳永英明」の「レイニーブルー」を聞かせてあげた。
そこから音楽談義に花が咲き、
彼女が言うコトには、
「アタシはね、長渕剛が好きなのよ~!!!」
とのことで、
今、ツアー中の長渕のライブに行こうと思ったら、
チケットがどこもソールドアウトで取れなかった。
・・・と、悔しそうに話してくれた。
70過ぎて「長渕ファン」。
スゲー!スゲー!
彼女の若さのヒミツはそんなトコロにもあったのかと、
ますます驚かされたアタシである。
そんな彼女は、
長渕ファンクラブに本気で入りたいらしく、
「POKIさん、インターネットで入り方調べてよ。」
と言われ、更にビックリ。
・・・そういえば、
町内会長の奥様(推定60代)は、
運動会の打ち上げの時、
「アタシは矢沢永吉が好きなんよ。
今度、岡山来るじゃろう。何とかして行きたいから、
知りあいにチケット頼んでるんよ!」
・・・と、鼻息も荒くアタシに言ってきた。
なんか、
こんな頼もしいご婦人がアタシの周りにいると嬉しくなってくる。
アタシもいくつになっても、
好きな人をずっとずっと追い続けるゾ!
そんな気持ちにさせられたのサ。
おしまい。
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