カテゴリー「職場事情」の記事

2012年12月 8日 (土曜日)

トラブル続きのオンナ~職場編~

漠然とではあったが、

イヤな予感はあった。

11月18日の残業のおり、

デッキブラシを使って、

床と溝掃除をしていた時のこと、

「アレ?なんだか水の流れが悪ぃやん。」

と、いうことに気付いていた。

が、しかし!

その時は、

「いやいや、気のせいやろ。

 大丈夫!大丈夫!!!」

と、敢えてその事実に気付かなかったフリで、

溝のフタを閉め、

何事もなかった風を装った。

そして、

数日後、

ボスが、

「みんな気付いてないと思うけど、

 溝の流れが悪いんよね。」

などと言い出した。

そう、

我が職場では、

溝掃除はたまにしかやらない。

本当は毎日やらないといけないにも関わらず。

・・・と、いうのも、

スーパーにおける「惣菜部」というものは、

毎日が戦場のようなものであり、

とにかく目の回るような忙しさで、

1分1秒の油断が命取りになるという、

甚だオソロシイ職場なのである。

それ故、

皆オティッコに行く時間さえ惜しんでその日のノルマをこなし、

ヘロヘロになりながら勤務時間を終えるので、

溝掃除をしようと思ったら

サービス残業をするほかはない。

しかも、

H・N・Kは気が向いた時にしか溝掃除をやらないし、

元ヘルに至っては、

未だかつて「溝掃除」などやったこともなく、

置いてある「長靴」に足を通したこともなく、

「オマエ、その長靴は飾りか???」

と、ツッコミを入れたくなるほどで、

唯一、ボスとアタシが、

時間のある時に溝掃除をするぐらいであるからして、

常に溝の中には、

唐揚げ粉や天ぷら粉がドロドロの状態で鎮座しており、

甚だ不衛生極まりない様相を呈していたりするのである。

そのような状態で、

溝が詰まらないワケがない。

アタシがこの職場で働くようになって

1年半が経過しようとしているが、

今まで溝が詰まらなかったコトが、

既にキセキだと思う今日この頃、

めっきり寒くなったケド、

皆様如何お過ごしデスカ?

いやいや、

呑気に時候の挨拶なぞしているバヤイではなく、

つまり、

そのキセキの事態がついに破られる時が来た。

時は満ちた!

 

そして溝は詰まった!!!

ボスの、

「水の流れが悪い。」

との指摘を受け、

H・N・Kがバックヤードの排水口の蓋を開けたその時!

世にもオソロシイ悪臭とともに、

汚水が排水口からドボドボと溢れてきたっ!

アワワ!アワワ!!!」

慌てふためく我々をあざ笑うかのように、

汚水はどんどん溢れ出してくる。

バックヤードにはおぞましき悪臭がたち込め、

鼻はひん曲がりそうである。

直ちにこの事態を終息させねば大変なコトになってしまう・・・

我々はすぐさま店長を呼びに走ったのだが、

ここの店長ときたらてんであてにならず、

のらりくらりとした対応でこの状況を見に来ようともしない。

あてにならない店長の代わりに、

何人かの女性店員がやってきて、

とりあえず排水口の汚水を汲み出し、

鮮魚部の排水口に流すことにしたのだが、

惣菜部から鮮魚部はかなり離れており、

ポリバケツに汚水を入れカートに乗せて運ぶ作業は

かなりの重労働となった。

汚水の中には大量のヘドロが含まれており、

これが、くっさいのなんの!

我々はくっさいヘドロをひしゃくで汲み出し、

腰をいわしながらカートを押し、

惣菜部と鮮魚部の間を幾度ともなく往復した。

アタシはこの作業を続けながら、

担当のオッサンに電話で、

「排水口が溢れてまんのや。

 えらいコトだっせ!!!

 臭ぅて堪りまへんのや。」

と、コトの惨状を訴えた。

この担当のオッサンというのが、

前任者が病気療養中なため

ごく最近担当になったばかりで

なにがなんやらよくわからないらしく、

「排水口てどこのや?

 グリストラップのことちゃうんか?

 そこは毎日掃除してへんかったんか???」

と、聞いてきたのだが、

アタシは「グリストラップ」とギョ~カイ用語を言われても、

チンプンカンプンなので、

「へ?グリストラップって、何でっか???」

と、これまた問い返す始末で、

「とにかく大変なんス。

 見に来ておくれやっしゃ!!!」

と伝え、

担当のオッサンの到着を待ちながらも、

ひたすら、

くっさいヘドロと格闘していたのである。

そうこうするうち、

このくっさい臭いは、

ついに店内にまで流れ出し、

「何か、ケモノの腐った臭いがするんスけど!!!」

との客からのクレームが、

ナイトマネージャを通じて伝えられた。

マズイ!

これはマズイ!!!

もしもこの事態に尾ひれがついて、

「あそこのスーパーの惣菜部には、

 死んだケモノがおるらしいデ!

 いや、ケモノじゃなく人が死んどんねん!

 死体を床に埋めとんねん!!!」

などという噂がまことしやかに伝えられてしまったら、

ただでさえ売上が悪いこのスーパーが閉店になり、

職を失った我々は路頭に迷うコトになってしまう。

マズイ!

それはヒジョ~にマズイ!!!

これは可及的速やかにこの事態を終息せねば、

我々に明日はないっ!!!

・・・というトラブルに巻き込まれてしまったのでアル。

これからクリスマス、年末と、

年の瀬商戦に向け奮起しなければならないこの時期に、

排水口が詰まるて、ア~タ!!!

果たして、

我々の明日はドウナル???

続く!!!

Img_0501_1_1

Img_0507_1_1_4


↑くっさい話題の後にアレだが、

 画像は職場でのトラブルに巻き込まれたオンナの新作、

 「アップルケーキ」。

そして本日は、

クソ寒い中、

スタレビ@岡山市民会館で温まってくるぞい。

「ポチ」も欲しいぞい。
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2011年12月30日 (金曜日)

ヤル気半人前、食欲2人前のオンナ(長文だが、チョット、エエ話)

クリスマス、年末と、

惣菜業界にとっては忙しい時期がやってきた。

お陰で、

毎年恒例の「怒涛の餅付き」はなんとか済ませたが、

これも恒例の「怒涛のおせち作り」は出来そうもない。

モチロン、毎年恒例ではない「ポーズだけの大掃除」は、

はなっからヤル気もナイ!

毎日、馬車馬のように働き、(←しかし、ちっとも痩せない)

ブタ小屋のように荒れはてた我が家に帰る、ブタオンナ・POKI。

これでは疲れも倍増だ。

そんなアタシの現状を見たムスメからは、

「お母さん、大掃除せんのん?」

との厳しいツッコミが入り、

「あぁ、お母さんは疲れているのだよ。

 ヘトヘトだよ。」

と、答えると、

なんと!

「それならアタシが掃除しようかな?」

などと、のたまい、

誠に有り難いハナシではあるが、

オマエ、年末に大雪降らす気か。

ニッポン列島、大荒れの天気にする気か???

と、思ってしまう母である。

・・・さて、

本日のタイトルを見て、

「コレはPOKIのことなのだな。」

・・・などと、甚だしい勘違いをしてしまった諸君!

チミたちは間違っている。

POKIはヤル気だけはあるのだ。

「大掃除」も「おせち作り」も。(←大ウソ)

このタイトルのオンナは、

アタシのことではなく、

職場の「H・N・K」のことである。

アタシは職場では馴染みのお客さん(←ジジィ)から、

「惣菜部長」と呼ばれており、

「おっ!惣菜部長さん、おはようございます。

 今日も、いい仕事してますなぁ。」

と、褒められているのだ。

このジジィは中島誠之助か。

しかも、ジジィ、褒めるクセに、

いつも何も買わない。

ちなみに、

「惣菜部長」という役職は、

担当のオッサンの係長という役職(←コチラは正真正銘の)

よりも格上である。

ヤル気半人前のオンナであるH・N・Kは、

若くて手先も器用なクセに、

てんでヤル気がない。

そのくせ食欲だけは2人前で、

売り物の唐揚げをつまみ食いする常習犯である。

この前も、

「今日は唐揚げを2人前食べた!」

と、ふてぶてしく言い放つ。

オマエ、その食欲をヤル気に変えたらどうなんだ?

と、思ってしまうが、

H・N・Kはオッサンがいても、

平気でつまみ食いをする。

オッサンに、

「売り物を勝手に食べるのは泥棒と一緒で!」

と怒られてもどこ吹く風である。

しかも、

2人前なんていつの間に喰うたのか???

と、ビックリするぐらいの早業である。

歯がないというのに恐るべきオンナである。

こう言っちゃあナンだが、

この職場、ロクでもないニンゲンの吹き溜まりだ。

ボスは自分の失敗を棚に上げて威張り散らし、

面倒な仕事は人に押し付ける。

H・N・Kはヤル気はないのに食欲だけは2人前。

中国人の女の子はイイ子なのだが、

量りを使わず「目分量」で商品を出すので、

ご飯の量がメチャクチャだし、

冷凍の「海老玉」を凍ったままご飯にのっけようとする。

「Kちゃん、ちゃんと量ってな~。」

と、注意すると、

「日本人はマジメです。」

と、言う。

唯一、マトモなのは元ヘルなのだが、

彼女はPCが全く出来ないので、

売変の時は、

「POKIさんお願い出来る???」

と、頼ってくる。

一度、PCの操作を教えようと試みたコトがあるが、

「マウスでカーソルを合わせて・・・」

と、説明していると、

「まうるでかどるをあわす。」

と、メモしているのを見て、

「あ、こりゃ、ダメだわ。」

と、アタシの方が教えるのを諦めてしまった。

このような人たちの中で、

アタシは決して要領がいいとは言えないし、

手先も器用ではないし、

仕事だって早い方ではない。

しかし、

決して手は抜かないし、

マジメに仕事をこなしていると自負している。

自分で言うのもおこがましいが、

ボスがカリカリきている時でも、

H・N・Kがオッサンに喧嘩腰でくってかかる時も、

アタシはその場を和ませるムードメーカーになっていると思う。

ボスは中国人のKちゃんのコトを、

トロイだとか、仕事が出来ないとか、

ずる賢いだとか罵倒するが、

アタシは親の援助もなく、

奨学金とバイト料だけで頑張っているKちゃんを

偉いと思っているので、

ライブに行った時はお土産を買ってきたり、

クリスマスにはささやかだがプレゼントもあげた。

そんなアタシを元ヘルは、

「POKIさんはKちゃんの日本のお母さんみたいね。」

と、言い、

Kちゃんからも、

「POKIさんはいつもお母さんみたいに優しくしてくれる。

 POKIさんにプレゼントを買いました。」

と、言ってくれ、

ナミダチョチョ切れそうになった。

こう書くと、

なんだかアタシってエエ人みたいやけど、

ホントはエエ人でもなんでもない。

ただ、

これからも、

陰日向なく、

誰が見ていようと見ていまいと、

誠実に仕事をこなしたいと思っている。

ちなみに、

Kちゃんが買ったというプレゼントは、

まだ貰ってはいない。

はよ、寄越せ。(←全然、エエ人ちゃうやんけ。)

PS.

コメント返しが遅れておりますが、

誠実にお返事したいと思っているので、

もうしばらくお待ちください。

(↑ちょっと、エエ人ぶってみる。)

皆様からの誠実な「ポチ」求む。
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