カテゴリー「小説」の記事

2017年1月22日 (日曜日)

2017/1/21Facebookのオンナ

やっぱり宮本作品は裏切らない。

シルクロード、和歌山、武生、
また行ってみたい場所が増えた。

ネットで皆さんのレビューを読んだが、
案外不評?

確かにゴルフの話は余り興味はないが、
宮本作品によく登場するシルクロードの話は、
ワタシはとても好きだ。

贔屓にしている作家さんの本しか読まないので、
その作風に、
あぁ、またこのテーマか。
と思う事はよくある。

宮本作品にはシルクロードの他にも、
骨董品や糖尿病やリンクするテーマが多いけど、
ワタシはそれが嫌いではない。

彼の作品にはいつも風景を感じる事が出来る。

漫画も好きだが、
小説は文字を追いながら自分の頭の中で
その風景を想像する楽しみがあり、
もしこの作品が映画化されたら
どのようになるのだろうか?
と考える楽しみがある。

次に読みたいのは、
小川洋子さんの「琥珀のまたたき」。

#宮本輝

#三千枚の金貨


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2017年1月16日 (月曜日)

2017/1/16 Facebookのオンナ その②

「コレに行きたい!」
と、娘に言うと、
「は?何で?」
と問い返してくるので、

「お母さんは昔っから坂本龍馬が大好きなんよ!
司馬遼太郎の龍馬の小説読んでから、
めっちゃ好きになったんよ!
龍馬はなぁ...」
とスイッチが入った如く、
熱く語り出すワタシに引きまくる娘。

漫画しか読まん娘に言いたい。

本を読め!
本はええよ。
想像力が鍛えられる。

娘よ本を読め!

#坂本龍馬

#司馬遼太郎

http://http://www.hayashibara-museumofart.jp/data/218/exhibition_tpl/

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2010年2月10日 (水曜日)

切なさにナミダするオンナ

前評判は知っていたので、

読むつもりはなかったんだけど、

図書館にあったのでつい借りてしまった。

そして、

思った通り、

泣いてしまった。

その日のまえに Book その日のまえに

著者:重松 清
販売元:文藝春秋
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いや、

「泣いた」なんて生易しいモンじゃない。

切なくて、

悲しくて、

正直、この本を借りたことを後悔したぐらいだ。

7つの短編から成るこの本は、

南原清隆サン、永作博美サン主演で映画化もされた。

そのダイジェスト版を、

たまたま本屋さんで見て、

あまりの切なさに、

「こんな本読まんとこ。」

・・・と思っていた。

7つの短編は、

それぞれが微妙にリンクしており、

その根底に流れているテーマは「死」である。

その中でも軸となるのが、

40代で「余命」を宣告された女性とその夫が、

「その日」までをどう過ごすかをえがいた

「その日の前に」と、

遂に迎える「その日」の事と、

その日が終わった後の、「その日のあとで」。

ここまでダイレクトに「死」について書かれた小説を、

アタシは今まで読んだことがない。

あまりにもリアルな描写に、

つい、

今の自分と重ね合わせてしまい、

読むほどに胸が切なく、苦しくなった。

もし自分が、

そのような状況に置かれたら・・・

そう考えるだけで恐ろしかった。

そんな思いがあったので、

今まで読むのをためらっていた作品だ。

そして、思わず考えさせられたのが、

主人公の女性が、

自分が亡くなった後、

3ケ月ぐらいしたら、

夫に渡してほしいと、

担当の看護師さんに託していた一通の手紙。

その手紙には、

たった一行の、

短い文章が書かれていた。

彼女が何度も何度も書き直して、

「その日」の2、3日前に辿り着いた一行。

きっとアタシなら、

絶対に書かない、書けない一行。

その一行はとても短いけれど、

遺していく家族に対する「愛」に満ちていたように思った。

「今までありがとう」でも、

「さよなら」でもないその言葉。

アタシならむしろ反対のことを願うだろう。

重松清サン、

ホント、オソロシイ作家だと思った。

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2007年12月20日 (木曜日)

星宿海への道

今日のタイトルを読んで
「星宿海への道ぃ~?なんじゃそりゃ???」
と、思った方がたくさんいらっしゃるでしょうね。

おもろい話が読めると、
期待に胸を膨らませた方・・・残念です。

今日のアタシは真面目路線でまいります。

「星宿海への道」・・・小説のタイトルです。

アタシの好きな「宮本輝」のこの小説を
昨日、読み終わりました。

物語は、

中国旅行中に、タクラマカン砂漠近郊の村から
自転車に乗ったまま、忽然と姿を消した「瀬戸雅人」を
血の繋がらない弟・紀代志が、
兄の足跡を辿ることから始まります。

盲人で物乞いの母の死後、訳あって瀬戸家の養子となった兄。
その兄が、少年期から憧れ続けていた
黄河源流にある「星宿海」。

兄は何故、消息を絶ったのか・・・
兄の歩んできた人生を辿るうち、見えてくる人間模様。

彼の帰りを待つ未入籍の千春と幼子の「せつ」。
生まれてくる子供に、
亡き母の名前「せつ」と名付けることを望んでいた雅人。

そして、彼の憧れの「星宿海」の持つ意味とは・・・

読後の感想は一言では語り尽くせません。

いや、語り尽くせるほどの言葉をアタシは持ち合わせていません。

それほどに壮大で深い物語なのです。

星宿海への道 (幻冬舎文庫) Book 星宿海への道 (幻冬舎文庫)

著者:宮本 輝
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