続・染みるオンナ
~前回からの続き~
さて、
前回のライブで、
MCの途中で「オティッコタイム」に突入するという、
誠に悲しい経験をしたババァPOKI。
今回はその轍を踏まぬ為にも、
事前にトイレを済ませておくことが重要である。
いや、
前回もそうしたのだが、
結局最後までもたなかった。
去年よりも確実に老いている体で、
果たしてどれほどもちこたえるコトが出来るのかっ!
一抹の不安を抱えながらも、
開演のベルが鳴り、
いよいよ「ツボさんライブ」が始まった。
今回のお席は、
チケット発売と同時に購入したので、
前回よりもかなり出世していた。
アタシはこのライブを自分が楽しむことはモチロン、
今回初めてツボさんの生の歌声を聴くHさんや、
ふきのとう以来、久しぶりに聴くNさんが、
「楽しいライブだった。
ツボさんの歌声は素晴らしかった。」
と、思ってくれるようなライブになることを、
ひたすら祈っていた。
ツボさんの歌声は、
初めは少し出にくいようだったけど、
喉が温まってくるにつれ、
あの、爽やかで優しく美しい歌声になり、
目を閉じて聴いていると、
とても、
今年還暦を迎えるというオッサン(←失礼な!)の声とは思えないほどだった。
あの日からもうずいぶんと時間が経っており、
細かなことは思い出せないけれど、
その中で心に残っているのは、
かつてツボさんのご両親は
身内の方と共に旅館をやっていたことがあり、
幼少期は大家族の中で育ったこと。
お父様の転勤で小学校の低学年の頃引っ越しをして、
家族だけで暮らすようになって初めて家庭らしさを実感したこと。
その頃のお母様がいきいきしていたことや、
クリスマスプレゼントを初めてもらったのも、
家族だけで暮らすようになってからのことだったというお話。
これはアタシの想像だけど、
旅館をやっていた頃は、
お母様にとっては嫁姑の確執や、
客商売の大変さや、
そんなものがあって、
気の抜けない毎日だったのではないだろうか?
家族だけで暮らすようになって、
初めて穏やかな日々が訪れて、
その頃のことを語るツボさんの、
「お袋」という言葉の響きがとても優しくアタシの心に残った。
そして、
数年前に亡くされたお母様のことを思って作ったという「追想」。
その曲の歌詞がとても心に染みて、
涙が後から後から溢れてきた。
初めてこの曲を聴いた時も、
「いい歌だなぁ~!」
と、思ったけれど、
この日はことのほか染みたなぁ。
隣に座っていたNさんも、
頬の涙をぬぐっておられたような気がした。
きっと、
大阪で暮されている、
ご高齢のお母様のことを思い出されていたに違いない。
Nさんのお母様は今、体調が思わしくないようで、
先週の週末からNさんは大阪に帰省されている。
アタシもNさんのお母様が回復されるよう祈っている。
↑「追想」は2曲目。4:10から。
そして本日、
お母様がICUを出られて一般病室に移られたという、
嬉しいニュースをお聞きした。
と、同時に、
ご主人が転勤族のNさんが、
3月で名古屋に転勤されるというニュースもお聞きし、
ヒジョ~にショックを受けている。
ガ~ン!
ガァ~ン!!
ガァァァ~ン!!!
Nさんとはたった3年間だったケド、
本当に仲よくしていただいたし、
Nさんから学んだこともたくさんあった。
名古屋に行かれてもその美貌と、
お優しい人柄で周りの人々を魅了して欲しい。
・・・と、美しくも優しくもないPOKIは、
Nさんの益々のご活躍を陰ながらお祈りしている。
そして、
またどこかでツボさんの歌声を聴く機会があれば、
岡山にPOKIという変なオンナがいたことを、
ほんの少しでいいから思い出して欲しい。
あぁ、
それにしても、
Nさんの転勤はとてもショックだ・・・
ショックではあるが、
ツボさんライブの話は次回へと続くのだ。
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