« スタレビ温泉で、のぼせあがるオンナ   (オマケ編) | トップページ | キモ楽しきオンナたちの宴 »

2008年6月28日 (土曜日)

小ひさきものを愛するオトコ

Img_9147 250pxlandsvale
毎年春先になると、
我が家にツバメがやって来る。

ツバメは、賑やかな民家の軒先などに巣を作る習性がある。
これは、天敵であるカラスなどから身を守るためだ。

我が家にも毎年ツバメがやってくるのだが、
まだ巣作りをしたことはない。

ところで、
我が家にはツバメに異様に関心を示すヤツがいる。

それは、
今までにケ~タイを3度もオシャカにした、
(まだ言うか!)
アホでオッチョコチョイのPOKI夫だ。

さて、このオトコ、
ツバメがやってくる時期になると、
ソワソワと落ち着かない。

「おっ!ツバメくんがやって来たでぇ!
 今年こそ巣を作らんかなぁ~!」

・・・夫は毎年このようなセリフを吐き、
ツバメの巣作りに多大なる期待を寄せるのだが、
その期待はいつも裏切られてばかりだ。

ところが!

夫の切なる願いが通じたのか、
今年はツバメが、巣作りを始めたのであるっ!

ツバメくん達は、どこから調達してくるのか、
泥や枯れ草をくわえてきては
せっせと巣作りに励んでいた。

こうなると夫のボルテージは、いやがうえにも上昇する。
夫は、「ツバメと暮らす優雅な生活」を夢想し、
日々、巣の完成を待ち望んでいた。

時には妄想が暴走し、
「ツバメの巣が出来たら、車はガレージには入れれんな!
 ノラ猫がやって来て、
 車の屋根に乗って巣を襲うかもしれんからなっ!」
などと言う。

そうなのだ、
ツバメが巣作りをしているのは、
夫が車を止めるガレージの天井だ。

夫は、まだ巣も完成していないのに、
ノラ猫に襲われる心配までし始めた。
取り越し苦労もエエとこである。

夫の期待を一身に背負って、
巣作りにいそしんでいたツバメくん達であるが・・・

もしかして、

コイツらアホなんちゃう???

・・・というような状況になってきた。

Img_9149 いやいやいや・・・
何も蛍光灯に巣を作らんでも。

スベるやろ!
蛍光灯はアカンやろ!
夫のオヤジギャグと一緒でスベりまくりやろ!!!

この状況を見るに見かねた夫が、棚を作成した。

Img_9150

普段は日曜大工の一つもしないクセに、
ツバメの事となると必死やで、ホンマ。

夫の苦心の作である「ツバメくんのための巣作りの棚」
であったが、
当のツバメくん達は、見向きもしないのである。

そして、
相変わらずスベりまくりの蛍光灯に泥をなすりつけていた。

おかげでガレージの床、グッチャグチャのベッチョベチョ。

さんざん床を汚し、
蛍光灯を汚し、無駄な努力を続けていた
ツバメくん達であったが、
どうやら諦めたらしく、パタっと来なくなった。

夫の落胆たるや尋常ではない。

・・・と、言う訳で、

夫の夢想した、
「ツバメと暮らす優雅な生活」は実現せず、
ノラ猫に襲われるカモ・・・という
取り越し苦労をさせられ・・・

あとに残されたのは、
汚れた床と、汚れた車、汚れた蛍光灯、
苦心の作なのに見向きもされなかった棚。

こうして、

小ひさきものを愛し、癒されたかったオトコは、
今日も癒されることなく、
デカイ態度の嫁の尻に敷かれ、
アゴでこき使われるのである。

080210_20040001_3 めがねざる宅でパソコンを勝手にいじる、
小ひさきものを愛するオトコ。

背中に哀愁が漂う。

200pxswallows27_nest 調べてみると、
中には蛍光灯に巣作りを成功させたツバメもいる。

「金色の ちひさき鳥のかたちして

 銀杏ちるなり 夕日の丘に」・・・(与謝野晶子)

カンケ~ないが、
アタシは秋になるとこのうたを思い出す。

にほんブログ村 お笑いブログ 自作面白ネタへにほんブログ村 主婦日記ブログ ぐうたら主婦へ人気ブログランキングへ
        ↑
よろしければ、「ポチ」っとな。

|

« スタレビ温泉で、のぼせあがるオンナ   (オマケ編) | トップページ | キモ楽しきオンナたちの宴 »

オトコシリーズ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは^^
蛍光灯に巣を作ろうとするのは
きっと卵に適温なんかなと
思っちゃいました。
自作の棚が適温だったら
ツバメちゃんは巣を作るのでは?
POKI兄さんがんばってくんさい♪

投稿: 御馬 | 2008年6月28日 (土曜日) 22時06分

ツバメが巣を作るお家には幸せがやってくる、といいますが、どうやら幸せを逃してしまったようですね。でも、おたくは、ラブラブで幸せだからうちでは過去に何度か巣を作り、幾羽ものヒナたちが巣立って行ったものです。親ツバメは、私たちが見ていると、警戒してなかなかヒナたちに近づかないんだよね。小学校の恩師宅では、子供が興味本意で巣をのぞき、誤ってたまごを落とし割ってしまったのね。罪悪感にかられた子供は、たまたま夕食に出たゆでたまごを食べず、何も知らない恩師が見届けていると、巣までもっていき、ごめんなさいとつぶやきながら置いていたそうな。かわいいエピソードですね。ポキオ兄さんの気持ち、わかりますとも!でも、棚はやめた方が良いわよ。なぜなら、ヘビが上がってきて、たまごやヒナをたべちゃう時があるのよ…

投稿: モレノ | 2008年6月29日 (日曜日) 00時37分

ご主人のこの巣棚はとってもいいね~~!
私も、数々のスズメのひなを捕まえてって言うか、遭難しているのを拾ってあげて、育てた記憶があるんですよ。

外に放しても、帰って来るほど良く慣れて行きますよ。
で、外で、ほかのスズメ達と一緒に遊んでいるでしょう。
そこに、アチキが現れると、他所のスズメ達は、「あ、人間だよ~!」って一斉に逃げるんです。

でも、その我が家のスズメだけは、逃げずにこっちにやって来るんです。
そこで、初めてどれが我が家のスズメなのかが、分かるんですよ。

小鳥でも、愛情を感じているんですよね。カワイイよ~~。
ご主人も、上手く巣作りを完成させて雛がかえってくれれば、喜ぶのにね~。

でもね、秋になって、ツバメが帰って行ったら、なんだか冬の到来が間近に迫ってるようで、何となく寂しいでしょう。
そんな秋が私は、ちょっぴり嫌いですよね。

まだまだこれからある、夏を思いっきり楽しみましょうか!!
(*^。^*)

投稿: なお | 2008年6月29日 (日曜日) 01時31分

御馬さん
どうなんでしょうねぇ~???
ここの蛍光灯は滅多につけないんですが・・・

来年はこの自作の棚に巣を作ってくれるといいけどね。

投稿: POKI | 2008年7月 1日 (火曜日) 08時41分

モレノくん、
そうなんスか?
ツバメが来る家は幸せが来るのか?

ところで、うちにツバメの巣なんてあったの?
知らなかったよ。
ツバメのヒナって確かに癒されるぅ~カワイイよね。

でも、ヘビはイヤだ。

この棚は高い所にあるので、ヘビは来ないとは思うんだけどね。

投稿: POKI | 2008年7月 1日 (火曜日) 08時45分

へぇ~なおさん、
スズメって人になつくの?
スズメは警戒心が強いから、なつかないかと思ってたけどね。

うちのダンナ、どうやら子供の頃から「小さきもの」が好きみたいです。
トカゲの卵を孵したり、蝉の幼虫を孵化させたりしてたようです。
それは、ちょっと・・・ねぇ・・・

投稿: POKI | 2008年7月 1日 (火曜日) 08時50分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小ひさきものを愛するオトコ:

« スタレビ温泉で、のぼせあがるオンナ   (オマケ編) | トップページ | キモ楽しきオンナたちの宴 »