星宿海への道
今日のタイトルを読んで
「星宿海への道ぃ~?なんじゃそりゃ???」
と、思った方がたくさんいらっしゃるでしょうね。
おもろい話が読めると、
期待に胸を膨らませた方・・・残念です。
今日のアタシは真面目路線でまいります。
「星宿海への道」・・・小説のタイトルです。
アタシの好きな「宮本輝」のこの小説を
昨日、読み終わりました。
物語は、
中国旅行中に、タクラマカン砂漠近郊の村から
自転車に乗ったまま、忽然と姿を消した「瀬戸雅人」を
血の繋がらない弟・紀代志が、
兄の足跡を辿ることから始まります。
盲人で物乞いの母の死後、訳あって瀬戸家の養子となった兄。
その兄が、少年期から憧れ続けていた
黄河源流にある「星宿海」。
兄は何故、消息を絶ったのか・・・
兄の歩んできた人生を辿るうち、見えてくる人間模様。
彼の帰りを待つ未入籍の千春と幼子の「せつ」。
生まれてくる子供に、
亡き母の名前「せつ」と名付けることを望んでいた雅人。
そして、彼の憧れの「星宿海」の持つ意味とは・・・
読後の感想は一言では語り尽くせません。
いや、語り尽くせるほどの言葉をアタシは持ち合わせていません。
それほどに壮大で深い物語なのです。
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星宿海への道 (幻冬舎文庫) 著者:宮本 輝 |
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コメント
相変わらず、宮本輝好きなんですね。私は、津山で、猟銃と斧を使って起きた、連続殺人事件の話を読んでいるよ。なんか、この間佐世保で起きた事件とだぶっちゃうんだよな。
投稿: モレノ | 2007年12月20日 (木曜日) 22時58分
おぉ!モレノくん、奇遇だね!
実はアタシも少し前に「津山30人殺し」っていう
本を読んだばかりなんだ。
ダンナが買ってた本だけどね。
昨日から「チーム・バチスタの栄光」ってのを読んでるよ。
宮本輝の小説はいいね!
「草原の椅子」ってのもお勧め。
タクラマカン砂漠が出てくるよ。
投稿: POKI | 2007年12月21日 (金曜日) 10時32分