美しい部屋・・・の成れの果て

「美しい部屋」という雑誌をご存知ですか？
タイトル通り「美しい部屋」が満載の、とても素敵な雑誌です。
これを読めば「私もお片づけしなくちゃ！」という気持ちがムクムク湧いてきますよ。

この雑誌は読者からの投稿を募集しています。
事前に写真を送り、編集者が取材したいな、と思ったら取材に来られます。

実は私の家も取材を受けた事があります。
東京からライターさんとカメラマンが来られ、見開きページで掲載して頂きました。

今は夫の家で姑との同居生活ですが、
当時は賃貸マンションに住んでいました。
私は模様替えが好きで部屋のレイアウトをしょっちゅう変えていたし、
手持ちの家具をペンキで好きな色に塗ったりして楽しんでいました。
娘は幼稚園に通っていたので仲良くなったお母様がたに、
私の家で「クリスマス・リース」を教えてさしあげたり、
お茶にお招きしたりと、優雅な生活をしていました。
（ちょっと言い過ぎたね。優雅？本当は毎回くだらない話題で盛り上がっていただけです。）

私の家は「古い家を素敵に住みこなす・・・」
みたいな貧乏臭い企画に見事に引っかかり、
取材に来られたのです。

あるお母様は私がペンキでモスグリーンに塗った「家具調こたつ」を、
「素敵ね！輸入家具？」なんて言いました。
「こたつ」ですよ！「こたつ」！
外国に「こたつ」なんてあるの？
「輸入家具」・・・あなた目が変よ！ちゃんちゃらおかしいわ！
と、思いましたが黙っていました。

掲載された私の部屋をアップしようと思いましたが、
どうやら雑誌は「アトリエ」にあるようです。
あら、また言い過ぎました。
アトリエ？・・・雑貨作りにと借りている「オンボロアパート」です。

さて、今の私の家は・・・というと・・・
築年数も定かではない「あばら家」。
センスの悪い姑「デコちゃん」に頭を抱える毎日です。
愛犬「ＬＥＯ」の狼藉で、ふすまは破れ、カーペットはほつれている。
「美しい部屋」の購読もやめました。
現実とのギャップに悲しくなるからです。

最近はブログにうつつを抜かし自堕落な生活。
「めがねざる」に
「アンタ・・・少し片付けたほうがいいよ・・・」
と、指摘されてしまう有様です。